ここでは「重貫通」という能力に関して、基本的な情報からマイナーな状況における疑問まで解説しております。
重貫通の基本について
重貫通とは、攻撃によって相手ユニットを倒した時、敵ユニットに与えたダメージと同じダメージを敵ヒーローに与える能力です(ゲーム中の説明そのまま)。
例えば、重貫通を付与したユニットの攻撃力が5だとして、そのユニットの攻撃で敵ユニットを破壊した時に、相手ヒーローにも5点のダメージが入ります。
ポイントは「攻撃によって相手ユニットを倒した時」という部分です。
つまり、敵ユニットの攻撃をブロックした時に倒してしまった場合、この重貫通は発動しません。
ですので、どれだけ攻撃力の高いユニットに重貫通を付与しても、ブロック時に破壊していては相手ヒーローのHPは少しも削ることが出来ません。
敵ユニットにシールドとか付いているとよくあることですね。
また、「攻撃によって相手ユニットを倒した時」であって、「撃破した時」でないことも大きなポイントになります。
「撃破」は攻撃時に敵ユニットを破壊&こちらのユニットが生存している必要があるのですが、重貫通に関しては攻撃後にこちらのユニットが破壊されても有効です。
つまり、攻撃時に敵ユニットにダメージを与えて破壊さえすれば、こちらのユニットがやられてしまっても、相手ヒーローにもそのダメージがきっちり入ります。
ちなみに重貫通とよく似た効果で、貫通ダメージというのもありますが、こちらは倒した敵ユニットのHPを超える分のダメージしかヒーローに入りません。
連撃&重貫通で入るダメージの違い
連撃と重貫通のどちらも付与されているユニットで、敵を倒した時に相手ヒーローに入るダメージ計算には少し注意が必要です。
というのも、倒す敵ユニットの残りHPによって相手ヒーローに与えるダメージが変わってくるんですね。
下記2パターンが考えられます。
- 連撃の1発目のダメージで倒す:相手ヒーローに2発分のダメージ
- 連撃の2発目のダメージで倒す:相手ヒーローに1発分のダメージ
例えば、攻撃力2の味方ユニットに連撃と重貫通を付与したとします。
このユニットが残りHP2の敵ユニットを攻撃して倒した場合、相手ヒーローには4ダメージが入ります。
それとは別に、残りHP4の敵ユニットを攻撃して倒した場合は、相手ヒーローには2ダメージしか入りません。
ポイントは連撃の1発目で倒したか、それとも2発目で倒したか、という点です。
ちなみにシールド付きの敵ユニットを倒した場合でも、もちろん相手ヒーローには1発分のダメージしか入りません。
そしてもう1つのポイントは、相手ヒーローに2発分のダメージが入る時には、きちんと2回に分けてダメージが入るということです。
つまり、相手ヒーロー自身にシールドが付与されていた場合、そのシールドを剥がして1発分のダメージを与えることが出来ます。
波及&連撃の場合は、波及ダメージは一括してまとめられるので、隣接する敵ユニットのシールドを剥がすことしか出来ませんが、重貫通の場合はきちんと2撃入るということですね。
重貫通と死亡時・ダメージ時効果
それでは、倒した敵ユニットの死亡時効果によって、重貫通を付与したユニットが破壊されてしまった場合はどうなるのでしょうか?
例えば、「ノーバディ」は死亡時に正面のHP4以下の敵ユニットを破壊する能力があります。
それを重貫通が付与されたユニットで倒した場合の結果が下記です。
次は「ヘルアンテノラ」のダメージ時効果によって、重貫通が付与されたユニットを破壊させてみました。
基本的には…
- ダメージ時効果
- 撃破
- 死亡時効果
という優先順位で処理されるので、「ヘルアンテノラ」が撃破されるよりも先にダメージ時効果で重貫通ユニットを破壊しているはずなのですが、この場合でも「ヘルアンテノラ」が倒されているのであれば重貫通ダメージは通ります。
つまり、敵ユニットの死亡時効果やダメージ時効果で重貫通ユニットを破壊したとしても、ブロックする敵を倒しさえすれば重貫通ダメージは必ず通るということです。
G成体を重貫通で破壊した場合
敵ユニットを倒しさえすれば、重貫通ダメージが必ず通ることは理解できましたが、その速さはどうなのでしょうか?
例えば、「G成体」はダメージ時に「G幼体」を場に出し、「G幼体」は場にでた時に相手ヒーローに1ダメージを与える効果があります。
つまり「G成体」にダメージを与えると、与えた側のヒーローは1ダメージを受けるようなものです。
この「G成体」を重貫通ユニットで倒す場合、重貫通ダメージが先なのか、それとも「G幼体」召喚時のダメージが先なのか?
というのを、お互いのヒーローを瀕死の状態にして検証してみました。
その結果…
ご覧のように引き分けになります。
まぁ実際に狙ってもこのような状況になることは滅多に無いでしょう。
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