子供の教育にテレビゲームは悪くない?

こんにちは、木こりです。

私の友人には小学生の子供がいます。
友達の影響でSwitchを欲しがっているらしい。
でも母親の反対で買ってもらえないとのこと。

「勉強しなくなりそう」
という親の懸念があるからだそうです。

本当にそうなのでしょうか?

自分の子供時代はほとんどの時間をテレビゲームに費やしたが、勉強もきちんとやりました。
逆にテレビゲームから学べることも多かったと思います。

東大プロゲーマーなんてすごい肩書きの有名人も存在するがそれはごく稀なことです。
だからゲームをやれば学力が必ず上がるなんて言うつもりはありません。
むしろ人によっては学力低下に繋がるほど没頭してしまう恐れも十分にあると思います。

ただ私がこの記事で言いたいことは、
「ゲームから学べることもある。だから頭ごなしに禁止するのは勿体ない」ということです。

では具体的にゲームから何を学べるのか? 
一つずつ説明させて頂きます。

RPGで学ぶ準備の大切さ

事前に準備さえ出来ていれば、大抵のことは何てことない

私はゲームの中でもRPGというジャンルは結構好きな方です。

プレイ出来ていない名作も沢山ありますが、ドラクエシリーズが特に「RPGやってるなぁ」感がとてもあって個人的にお気に入り。
何度も繰り返しプレイしてしまうほどです。

何が面白いのかって言うと、冒険が始まってすぐの装備もお金も無い、とても貧相な状態が私のチャレンジ精神を熱くさせます。

限られた装備で弱い敵を倒しながら少しずつお金を貯めて、装備を強くしていく。
RPGが苦手な人はこれを面倒だと言いますが、私にはこの不自由さがたまりません。山奥でキャンプして不自由さを楽しむのと同じなんですかね?(たぶんちょっと違う)

一番最初はゲームオーバーになることも多いでしょう。
しかし慣れてくると知らぬまに下記が身についています。

  • 敵の強さを分析する
  • 今の自分の強さを知る
  • 足りない強さを何で補うかを考える

この辺りの情報を揃えて、次の大陸につながる橋を渡るかどうかを判断するのではないでしょうか?

最近のRPGは難易度がそれほど高くないため、それほど準備をしなくても成り行きでクリア出来ることも多いですが、昔のRPGではまぁまぁシビアでした。

自分の強さが足りない場合は、弱い敵をひたすら倒して経験値を貯めてレベルを上げる。
もしくはお金を貯めて強い装備を購入する。
または敵の弱点となる情報を収集する。(ゲーム中から得られる情報もあれば、友人から口コミで手に入ることもあります)

こうしてあらゆる手段を使って万全の状態に準備した上で、目的の強敵に挑むはずです。
そしてこの準備は人生において何かにチャレンジする際(それが勉強でもスポーツでも仕事でも)には必ず役に立つ、とても基本的なスキルが詰まったものだと思います。

あと東西南北の位置関係に詳しくなります。地味に。
ドラクエで「北の祠に〜」とかはよく出てくる話なので。
(方向音痴にならないとは言っていない・・・)

お金の大切さも教えてくれる

ドラクエの買い物は大好きでした

ちなみに私はRPGでお金の使い方を学びました。

先ほど説明したように、お金はRPGにおいて宿屋に泊まったり装備を買ったりするのにとても重要な要素の一つです。
場合によってはお金がストーリーの進行に必須な場合もあります。

私はよく下記のようなことを考えて冒険していました。

「今あるお金でAという武器を100Gで買うよりも、もう少し貯めてより強い武器Bを500Gで買う方がだなぁ」
「でも今の武器は弱すぎるから一旦武器Aを購入して、モンスターを倒してお金を貯める効率を上げる方が早いか」
「武器Bは500Gだけど、武器Aは50Gで下取りしてくれるから実際には目標金額は450Gで良さそう」
「次のレベルからホイミが使えるようになるから宿屋に泊まる頻度を減らせそう」
「万が一全滅するとお金が半分に減るから大金は持ち歩かずに銀行に貯金しておこう」


上記の考えを見てもらえば分かると思いますが、お金を稼ぐ上での損得勘定や効率、はたまた目標金額の設定から貯金する感覚まで、多くのことを学ぶことが可能なのです。

私の友人は、子供にお金の感覚を養わせるために貯金箱にお金を入れる習慣をと取り入れていました。
いい子にしていたら貯金箱にお金が貯まるシステム。

確かにそれも良いとは思いますが、私のようにテレビゲームからお金の感覚を知ることもありかなと思います。

小さい子供の時はあまりプレイしないジャンルのゲームかも知れませんが、これがシミュレーションゲームとかになると考えることは更に増えます。
ご参考までに。

タウンズメン Banishedみたいな街づくりゲーム見つけた

2019年3月14日

ロックマンでレッツBOSS English

英語だけじゃなく、弱点分析や諦めない力も身につくのがロックマン

私がゲームをしてて良かったなぁと実感できるレベルで身についたことは、英単語です。

とは言っても残念ながら文法や発音は学べませんので綺麗な英会話をすることは難しいですが、出川イングリッシュのような英会話であれば単語さえ知っていれば十分に伝わるものです。

私の場合は、ファミコン〜スーファミでよく発売されていたのロックマンシリーズで英単語を覚えました。
特にファミコンのロックマンはオススメです。
それは何故か?
各ステージのボス名を見ればその理由が良く分かります。

例えばロックマン3だと

  • ニードルマン(Needleman)
  • マグネットマン(Magnetman)
  • ジェミニマン(Geminiman)
  • ハードマン(Hardman)
  • タップマン(Topman)
  • スネークマン(Snakeman)
  • スパークマン(Sparkman)
  • シャドーマン(Shadowman)

お分り頂けたでしょうか?
そう。全て英単語にマンをつけただけの単純なボス名だからです。

中にはGeminiなんてほとんど使わない単語もありますが、小さな子供でも「何とかマン」の意味は単語とヒーロー的な存在を合わせた名称ということは理解できると思います。

しかしこれがロックマンXシリーズになっちゃうと

  • ストーム・イーグリード(Storm Eagleed)
  • アイシー・ペンギーゴ(Icy Penguigo)
  • ランチャー・オクトパルド(Launcher Octopuld)

というような具合で造語が入ってくるので少しややこしいです。
(ゲームとしては大変面白いですけどね)

話は変わりますが、私が社内の英会話の授業を受けていた時の話ですが、フランケンシュタインについて話す授業がありました(どんな話題を取り上げてるねんというツッコミはありそうですが・・・)。

そこで私は「死者が蘇る」という表現をする言葉を模索していて、パッと頭に思い浮かんだ英単語が「Resurrection」です。

出典元:https://eow.alc.co.jp/search?q=Resurrection&ref=sa

私が子供の頃にプレイしていた「アークザラッド」シリーズより、戦闘不能になったキャラクターを復活させる特殊能力(いわゆる魔法)です。

その単語を口にした瞬間、外国人講師の方は驚いて
「ユーこのレベルのクラスでそんな単語知ってるなんてクレイジーだね!」
と言っていました。

まぁ、ともかく人生において私の英単語、特に名詞はテレビゲームから得られました。

ポケモンから学ぶ決断力

出典元:http://pokemongo-master.com/archives/47398

今でこそポケモンGOとして名を馳せたスマホゲームの印象が強いポケモンですが、元々はゲームボーイで発売されたRPG要素が強いゲームです。

特に私は初代ポケモンど真ん中世代でしたので、色々とお世話になりました。
(いやこの場合はポケモン販売会社の方が私のお世話になったのか?)

このゲームで衝撃的だったのが、冒頭で3種類のポケモンの中から1匹を選択しなければいけないという重大な決断です。
選択しなかった残りのポケモン2種類はこれ以降手に入ることは一切ありません。

ゲームとは本来、プレイヤーによる選択の連続で構成されていくものだと思いますが、これほどまでに重大な決断をゲーム冒頭で迫られる経験は当時の私にとっては初めてでした。
そうです。何かを選んで残りを捨てる決断力が必要とされているんです。

ポケモンにおいては他にも「技は4つまでしか覚えられない」という縛りがあります。
しかし、ポケモンは成長していき新しい技をどんどん覚えていくものです。
そして新しく覚えた技の方が今持っている技よりも強いとは限りません。
覚えている技の合計が4つを超えた時、プレイヤーは1つの技を捨てる選択を迫られます。ここでも取捨選択能力が必要とされるんですね。

実のところ、私はポケモン以前のゲームでも大きな決断に遭遇しています。
それがドラクエ5の花嫁を選択する有名なシーンですよね。
ビアンカかフローラか。リメイクされているソフトなら3番目の花嫁候補までいます。

いや結婚相手を選ぶなんて人生においても超重要な選択ですが、それがゲームで先に疑似体験出来てしまうなんて、これほど貴重な実践練習はありません。(まぁ実際このようなシチュエーションになることは稀ですが・・・)

最新のゲームにおいても、ニーアオートマタも最後はすごい選択を迫られますよね?ネタバレを含むので詳細は話せませんが。

要するに、ゲームで決断の練習が出来るという訳です。
それは現実離れした決断ばかりですが、その決断を下す上で「何を持ってそう判断したのか?」を決断して子供に対して質問して、子供自身で導き出した答えが返ってくればそれでいいんじゃないでしょうか?

だからと言って別になんやかんや難しい分析なんて無しに
「だってフローラは金持ちだけど、ビアンカは貧乏で可哀想じゃん」
そんな優しいことを言える子供が育つだけで私は十分に嬉しいですけどね。

まとめ

  • RPGで準備力が身につく(難易度高めがオススメ)
  • お金の感覚を養うことも可能
  • ロックマンで英単語も学習
  • 何事においても決断する練習が出来る

他にもゲームBGMの良さについて語りたかったのですが、頭の中で上手くまとまらなかったので今回は除外しています。

また昔は個人で楽しむいわゆるオフラインのテレビゲームが主体でしたが、今の最新ゲーム機だとほとんどがオンラインで友達と協力プレイや対戦を楽しむことが出来る、私が子供だった頃と比べると夢のような黄金時代です。
友人とコミュニケーションを取るツールとしてもテレビゲームは良い架け橋となってくれていると思います。

この記事を読んで
「いやこれも子供には良い影響があったよ」
みたいな情報があれば共有して頂ければ幸いです。

それじゃあ、またな!

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