こんにちは、木こりです。
ある時ファミ通(通巻1600号)を読んでいると、「すばらしきゲーム音楽の世界」という特集が組まれていました。
その特集でピアニストの清塚信也さんがインタビューを受けていたのですが、その中で「ガイア幻想紀」が大好きだとおっしゃっていたんですよね。
その時点で未プレイだった私は、急に遊びたくなっちゃったのです。
本日はそのガイア幻想紀を今から遊ぶ方法とプレイ後の感想について話をしたいと思います。
プレイ可能なのは今でもスーファミのみ
ガイア幻想紀は残念ながらSwitchのダウンロードソフトとしても販売しておらず、WiiUのバーチャルコンソールとしても販売されていないようです。
つまり今から遊ぶのであればスーファミを読み込み可能な本体を準備して、中古でソフトを手に入れる必要があります。
ちなみに中古ソフトを安く購入する方法は下記記事で紹介しています。
ガイア幻想紀だと1000円前後で購入することが可能です。
そして肝心の本体に関しましては、Amazonで色々と互換機が販売されていますので、その中から安い商品を選ぶのもありです。
ただしニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンは本体に内蔵されているソフトしかプレイ出来ませんので、そのあたりの説明書きはよく読んで購入しましょう。
私が個人的にオススメする本体はレトロフリークです。
(実際に私もこれでプレイしました)
少し値段は高いですが、それだけの価値はあると私は思っています。
(下記記事を読んで頂ければその凄さが分かります)
このように本体とスーファミソフトを準備することが、現時点でガイア幻想紀を遊ぶ唯一の方法です。
ここからネタバレ含む感想
さてここから先は私がゲームをプレイした感想を書いていきますので
「いやちょっと待って見たくない!」
という方はここから先、下にはスクロールダウンせずにこのページから離脱することをお勧め致します。
まずはこのソフトの発売元はエニックスですが、開発元クインテットというアクトレイザーとかソウルブレイダー、天地創造を開発した会社です。
ゲームをプレイしているとすぐに感じることですが、このソフトより前に販売されていたアクトレイザーやソウルブレイダーに似たような雰囲気をめちゃめちゃ感じます。
具体的にどの辺かと言うと、HP周りの表示とかSE、背景、オブジェクトのデザインとかもそうですね。
口で説明するのは難しいのですが、とにかく似てるんです!
操作に関してはAボタンで攻撃、Bボタンでアイテム使用といった感じのシンプルなアクションRPGです。
アクトレイザーよりもソウルブレイダーに近い感じですね。
薬草は複数持てますが、HPゼロになったら自動的に発動してくれる訳ではなく、自分でBボタンを押して使わないと死にます。
仮に死んだとしても、敵を倒して得られるポイントを貯めておけば、直近のエリアからやり直し可能と言う救済措置もあり、アクションゲームが苦手な人でもある程度対応できる難易度になっています。
(と言っても辛いステージやボスも存在しますので、この辺りのアクションがどうしても苦手な方はレトロフリークのセーブ&ロードを使うことを推奨します)
謎解きの難易度は高め
このゲームにおいてはアクションよりもむしろ謎解きの方が難易度が少し高めに設定されているように感じました。
今時のゲームではない
「えっ!?それに気付くのちょっと難しくない?」
っていう部分がいくつかありました。
一番最初に私が行き詰まったのはラライの崖(序盤のステージ)にて、謎解きでも何でもない場面。
新しいエリアに進むルートが分からずダンジョン内で迷子になってしまいました。
結局、崖から飛び降りると新しいエリアにたどり着けたのですが、それに気付くまで結構時間を無駄にしちゃいましたね。
あと個人的に一番難しかったのはアンコールワットにおける光で眩しくて何も見えない部屋。
ドラクエ5のレヌール城的な感じで壁にぶつかる音とかで自力でクリアするのかと思い色々と時間を掛けたが途中で断念。攻略サイトを見ました。
インターネットの攻略サイトがなかった当時のプレイヤーはどれほどここで苦労したかと思うと恐ろしいものです。
(でもまぁ何も見ずにゲームをする昔のあの感じも、それはそれで良いですけとね)
謎解きの基本は3種類のキャラクターを切り替えながら、それぞれのキャラ固有の能力でしか解除できないギミックを操作するという点です。
いつでもキャラを交代できたら楽なのですが、セーブポイントでしか切り替えることが不可能という縛りがちょっと面倒に感じちゃいました。
特に空中庭園は苦労しましたが、クリア出来た時はその分達成感はありましたね。
描写が中々リアル
このゲームの世界観ですが、万里の長城やアンコールワット、ピラミッドなどの実在する世界遺産が出てくる珍しいRPGです。
ラスボスを倒すと現在の地球の大陸の形が形成されていくことから、今の世界とは何らかの繋がりがある、ちょっとリアルを感じさせる世界観なのですが奴隷制度の問題まで扱っている重い話もあります。
あとは結構あっさり友人が死んでしまったり、目の前で男が毒を飲んで死んでしまったり、親戚の家族が実は既に死んでしまっていたなど、リアルに近い世界観だけに人の死も結構重く感じてしまいます。
ファミ通における清塚さんのインタビューにおいて
「子供向けの割に内容が重たすぎ」
という知人のコメントの意味が理解できました。
ペットが自分から火に突っ込むシーンも中々衝撃的でしたね。
「あ、そんなことになるんだ」
みたいな感じで(笑)
確かに子供にしてみたら軽くトラウマになる描写も多かったかもしれません。
でもまぁ中には、明らかに背中が燃えているようにしか見えないのに
「これはお灸をしている」
と言い張る村人などの面白い要素もありました。
君の名はテムとカレン
そしてラスボスを倒した後には主人公とヒロインの記憶が無くなってしまうことが告げられるのですが、そこで「君の名は」的なことを私は感じました。
よくよく考えて見たらどちらの作品も彗星が不幸をもたらす象徴として共通しています。
またお互いに体が入れ替わることさえありませんが、地方の村人とお城のお嬢様という立場。
テムの体は色々な人に入れ替わる。
未来を救うために抗っている部分。
何でも都合良く解釈すると「君の名は」と似ている部分が多いように感じます。
(いやホント都合良く解釈したらです)
この作品の方がずっと昔に発売されていますので、もしかしたらこの作品があの作品のストーリーきっかけに・・・。
だったら面白いですね(笑)
この辺りは新たな都市伝説として、そっとしまっておきましょう。
まとめ
- ガイア幻想紀はスーファミ版しか存在しない
- レトロフリークでのプレイをお勧め
- 開発元はアクトレイザーやソウルブレイダーで有名なクインテット
- 謎解きは難易度は少し高め
- リアルな世界観からリアルな描写
- 筆者は君の名は都市伝説を作りたい
こんな感じになります。
だいたい10時間くらいでクリアまでいけましたが、裏ボスまでは倒していません。
でもまぁ清塚さんの音楽性の3割を占めるゲームを今になってプレイ出来たのは良かったです。
これ以外にも私は昔の名作が結構未プレイなので、コツコツレトロフリークやバーチャルコンソールを駆使して遊んでいこうと思います。
それじゃあ、またなっ!
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