こんばんは、木こりです。
現在私は隙間時間を見つけてはチョコチョコとMOTHER2をプレイしているところで、今はまだピラミッドを抜けてちょっとしたところです。
ダンジョンおやじみたいな人がデカイロボで追従して来たことにはたまげました。
で話は変わるのですが、私はRPGで消費系アイテムを手に入れた場合に、それを使わずに取っておく癖があります。
この症状についてネットで調べてみるとエリクサー症候群またはラストエリクサー症候群と読んだりするらしいですが、まさにその通り。
HPとMPが全回復するエリクサーは使わずに取っておくものの、結局はエンディングまで使わずにそのまま・・・といった感じです。
ショップでは手に入らずに宝箱からしか手に入らない貴重なアイテムなので
「こんなとこで使わない方がいいよなぁ」
と思わせるんですよね。
確かに、何度プレイしてもポケモンではマスターボールはいつも持っていたような気がしますし、それどころかピーピーエイド系のアイテムも使った記憶がありません。
今回はそのエリクサー症候群の私のプレイスタイルと対策について少し考えて見ました。
永久に使われるタイミングは来ない罠
ゲームを製作した側にしてみたら
「いやいや、このアイテムはもっとバンバン使ってよ」
っていう親切心で宝箱を設置してくれているのかも知れませんが、その後の展開を知らない私は保険を掛けておきたいため、やはり限界まで使うことはありません。
「じゃあその限界はどこなの?」
と聞かれると難しいもので、このアイテムを今ここで使わなければ負けるけども、ここでこのアイテムを使えば必ず勝てるという状況です。
どうでしょう?
こうやって文字に起こして改めて書いてみると気付かされることですが、そんなタイミング誰が分かるんですかね?(笑)
RPGにおいて相手のHPが見えることはほぼ無く、あと何発攻撃を入れれば相手を倒せるなんてガイドブック(今はネットの情報)を持っていないと分からないものです。
つまり、エリクサーのような超回復アイテムを使用して延命したとしても、その敵に勝てるかどうかなんて保証されている訳ではないんですよね。
逆に使わなくても次の一撃で簡単に敵を倒せてしまう場合もあります。
私はこのどちらになることも恐れています。
ドラクエのような戦闘不能になってもセーブポイントに戻らずに復活するゲームにおいては、アイテム使用後に全滅してしまうとアイテムはきっちり無くなっていますので、どちらに転んでもアイテムを失う訳です。
ですので私のようなエリクサー症候群の人間は「アイテムを使わない」という選択肢を選んじゃう訳なんですよね。
後になって
「あの時に使わなければ良かったなぁ・・・」
なんて後悔することを一番恐れているんです。
このため、結局エリクサーのような貴重なアイテムは一度も使うタイミングがないまま冒険を終えてしまいます。
力技で何とかする
このアイテムを使わないことで、アイテムを普通に使うよりも冒険を困難にしていることは間違いありません。
同じ時間をかけて同じゲームをプレイしている友達は、もっと楽にもっと先のステージに進んでいることでしょう。
しかしそんなことよりも先程のように、アイテムを使ってしまって後で取り返しのないような状況になることを恐れている私はずっとアイテムを使わずに持ったままです。
ですので、アイテムを使う代わりに主人公のレベルを上げて強さを補うのがエリクサー症候群プレイヤーの鉄板で、決して貴重なアイテムの回復量を頼りに戦闘を行うことはしません。
そもそもアイテムで勝てるかどうかギリギリの戦いを行っている時点で、その敵と戦うまでのレベルに至っていないという考えです。
別にボスに負けてもいいんです。アイテムが無くならなければ。
もうあれですね、ゲームを作って頂いた方には申し訳ありませんが、エリクサー症候群のゲームプレイヤーにとっては、そのアイテムは有っても無くても同じような幻の存在になっちゃっているんですね。
対策はインベントリを減らすこと
もしゲーム制作するにあたって、
「エリクサー症候群の人にもっとアイテムを使ってもらいたい!」
と万が一思うことがあるのであれば、ゲーム中のアイテムを持てる数量を減らせば効果があると思います。
これは冒頭に少し話した今私がプレイしているMOTHER2を遊んでいて感じたことです。
MOTHER2では装備品も含めて持っておかないといけないアイテムが複数あるため、すぐに持ち物がいっぱいになります。
そこで妹に電話して色々と預けていたんですが、そこで衝撃的な事実を知るんですね。
妹にもアイテムを持てる限界があるのだと。
いやもう無限にアイテムを預けられると思っていた私にとっては衝撃的でした。
基本的にちょっとした回復アイテムや攻撃アイテムなどの普段の戦闘では使うことがない消費系のアイテムはポンポン妹に送っていましたので。
アイテムは使いたくないけども、そのせいで貴重なアイテムやゲームの進行に関わる重要アイテムが手に入らないのであれば仕方ありません。
ここから消費系のアイテムをポンポン使うようになりました。
それでペンシルロケットなどの攻撃系のアイテムを使うようになって思ったのは、結構そのアイテムが強力なことに気付いたんですね。
実際に使用して初めて、このアイテムはお金を払ってでも持っておくべき使えるアイテムだということが分かったんです。
そうすると戦略の幅が広がったというか、今まで攻撃面で苦労していたキャラクターをより活かせるようになってゲームが更に面白くなりました。
この時に私は
「インベントリが少ないこともいいことだなぁ」
と思った訳です。
今どきアイテムの持てる量に制限があるゲームなんてそうありませんので、エリクサー症候群を治そうと思ったらMOTHER2のようなゲームを遊べば、何か変わるかも知れません。
セーブポイントを無くす
じゃあインベントリに制限を無くす以外で、エリクサー症候群を防ぐ方法は他に何かないかぁって考えて私が思いつくのは、セーブポイントを無くすという極端なシステムぐらいです。
エリクサー症候群の人間が、実際に似たような状況に陥っても同じような決断を下すか?といったら絶対にそのようなことはありませんよね。
使えるものは何でも使う。
死んでしまうくらいなら絶対にそうするはずです。
生死に関わることだとそりゃあ当然ですが、そうで無くても常にベストを尽くすはずです。
何故なら人生にはセーブポイントがないから。
ちょっとカッコつけて言ったみたいになっていますが、本当にそうだと思います。
ですので、テレビゲームにおいても全滅するとそれくらい取り返しのつかないようなシステム、例えばセーブポイントが無いといったくらいの厳しい状況を作ってしまえばエリクサーは必ず使うはずです。
でも途中で全滅したら2度とそのゲームをプレイしないかも知れませんが(笑)。
というかセーブ出来ないRPGは中断出来ないので無理ですね。
全滅した時のリスクを上げちゃうとプレイヤーが一歩も歩けないようになったり、攻略サイト見まくって何も面白く無いゲームになりますし。
この辺りは今だとオートセーブ機能によって勝っても負けても勝負直後の状態が記録されるようになって解消されています。
アイテムに使用期限を設ける
現実世界においてエリクサー症候群になっていないか考えてみたのですが、やはり見つかりません。
その理由として、現実世界の消耗品には使用期限や賞味期限があるからだと思います。
「この割引券はもっと高いものを買うのに置いておこう」
なんていう前に先に使用期限がきてしまうので使っちゃう訳ですし、食べ物なんかも賞味期限までに食べるのが普通ですよね?
これをRPGのゲームシステムにもっと取り入れてみてはどうかと思いました。
回復アイテムも入手してから時間が過ぎるにつれて回復量が下がっていき、最終的には回復量ゼロになったり毒の副作用があれば
「早めに使っとくか」
ってなりますもんね。
実際ちょっと前にプレイしていたフォールアウト76で食べ物が腐っていくのはエリクサー症候群のプレイヤーにとっては辛かったです。
他のオフラインRPGにおいても
「このエリクサーは後2時間で腐ります」
といった表記を1つ作ってくれれば僕らは嫌でも使います。
ちなみにMOTHER2においても「うみたてたまご」が「ヒヨコ」に変わった時は衝撃でした。
でも、GOODなシステムだと思います。
まとめ
- エリクサーの使うタイミングはほぼ来ない
- 結局アイテム無しで力技でクリアを目指す
- セーブポイントを無くすのは現実的では無い
- オートセーブが上手いことしてくれているシステム
- アイテムに使用期限を作ると解消されそう
RPGでは特に負け確定イベントというものがあるので、そんなイベントで貴重なアイテムを使ってしまうほど無駄なものは有りません。
私が一番初めに出会ったのはドラクエ5幼少期のゲマ戦でしたが、それから私も負け確定イベントを気に入ってしまったのかRPGツクールでは絶対に序盤に負け確定イベントを作っていました。
エリクサー症候群の癖して他のプレイヤーのことは何も考えていない嫌なやつ(笑)。
それじゃあ、またなっ!
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