TDA環境になってから強いのはやはり「アイシー・ペンギーゴ」や「ラシード」などの成長ユニットを採用し、強力なアクションカードも増えたテンポリュウでしょう。
そこでこのリュウ対策に春麗の「気功掌」でシールド張りまくりのデッキを作りました。
最初は半分ネタくらいのつもりで作りましたが、戦ってみると意外とがんばれます。
5種類のシールドで戦うデッキ
ご覧の通り、めちゃくちゃシールドを張れるように「三角跳び」だけじゃなく「ブロッキング」や「守備隊形」まで採用しています。
「ルーファス」で探索してくる「シールド」まで含めると、合計で12枚シールドを付与するカードを入れちゃいました。
これに春麗のヒーローアーツである「気功掌」も含めて全5種類のシールドを相手に味合わせてやろうという考えです。
ユニットも最初からシールドが付いている状態のものを多く採用しました。
ほとんど新カードが含まれていないこのデッキですが、TDAで唯一採用したのが「ジュラトドス」です。
序盤はどちらもMPを溜めて成長ユニットを一気に出すのが最近の流行のため、こちらもこのカードと他のカードをセットで出して即座にシールドを付与させます。
相手盤面に「アイシー・ペンギーゴ」などの強力な成長ユニットが既に出ているのであれば、「ツィツィヤック」で封印しつつ成長させる動きが強いです。
優先して初手に引いておきたいカードの1つですね。
強力なユニットに対する対抗手段が少ないため「ツィツィヤック」をもう1増やしておくのも良いかも知れません。
序盤はMPブーストで稼ぐ
まず序盤は「ジュラトドス」と一緒に「アイリス」や「レイヤー」などのMPブーストを持つユニットを盤面に出して、一気にMPを稼ぎます。
可能な限り強い敵と対面させるのは避けましょう。
特に「ラシード」なんかは連撃を持っているので、頼みのシールドがあっという間に剥がされてしまいます。
このデッキで大切なことは、何がなんでもユニット3体を盤面に並べることです。
序盤は顔面でダメージを受けるくらいの気持ちで。
なぜ3体並べることが重要なのかというと、「他勢に無勢」や「守備隊形」といったアクションカードは、盤面に3体の味方ユニットがいる状態で本領発揮できるカードだからです。
特にこのデッキの攻撃面に関しては「神脚美技春麗」以外はどれもパッとしないため、「他勢に無勢」で強化しないと敵ユニット除去に手間取ってしまいます。
そこで3体並べるのに必死になるわけです。
しかし相手もそれをさせまいと盤面を制圧してきますので、せっかく3体並びかけていた盤面を簡単に崩されてしまうこともあると思います。
しかしそこでも焦らずに、MPをしっかり溜めてから一気に複数のユニットを出しましょう。
ヒーローのHPを削られても構いません。
相手のMPの溜まり具合を見て、リュウの「真空波動拳」一発でやられてしまう圏内に入らないように、2体であっても「気功掌」を撃つなどしてシールドはこまめに調整しましょう。
理想は「気功掌」後にアクションカード
場に3体のユニットがたまったら、「他勢に無勢」や「守備隊形」の使いどきです。
ただし相手の返しのアクションカードで、1体でもユニットを失うことがあれば、その効果はたちまち下がってしまいます。
そこで、理想は全ユニットがシールドが付いた状態で「他勢に無勢」や「守備隊形」を使いましょう。
つまり「気功掌」を撃ってから速攻で使うのがオススメです。
これだとテンポリュウデッキではユニット破壊で返すことが出来ないため、必ず通ります。
しかし、ユニット3体を揃えるだけでも大変なのに、そこからさらに全ユニットにシールドを付与させるなんて、実際には結構難しいです。
現実的にはシールドが付いていないユニットが1,2体はいると思います。
その場合にアクションカードを使うのであれば、「三角跳び」や「ブロッキング」はたまた「ルーファス」で探索してきた「シールド」も含めて、シールド付与カードを2枚は用意しておきたいですね。
このユニットが3体揃った状態からがこのデッキは強いです。
「守備隊形」や「気功掌」で全体シールドを重ねて、「アイリス」のような強いMPブーストを持ったユニットに「他勢に無勢」の+2/+5バフをかけて一気にMP差を付けます。
途中からこちらのMPが余ってきて勿体無いと思うかもしれませんが、ここで無駄に1コストのシールドを使ってはいけません。
1コストのシールドは相手のダメージカードに対するカウンターとして必ず残しておきましょう。
途中で盤面のユニットが破壊されますが、そこで大量のMPを使って一気に穴を修復していきます。
2つのユニットが破壊されそうなら、先に「ジュラトドス」を出しておいて、その後別のカードで成長させてシールドを付与させるのが強いです。
手元に1コストのアクションカードが少ないと思ったら、「ルーファス」で「シールド」を探索して補充しておくのもいいでしょう。
ただしどちらの場合も、相手の「真空波動拳」の溜まり具合を見ておかないと、ユニットを出した瞬間に落とされることもあるので注意が必要です。
こちらのユニットはほとんどシールドが付与された状態で場にいるため、相手プレイヤーはとても「真空波動拳」が打ちにくい状況だと思います。
撃つタイミングを逃せば相手のAPとストレスがどんどん溜まっていき、適当な相手に撃ち始めることも誘発可能かも知れません(笑)。
相手からのアクションカードの返しには強い
そしてこのデッキは相手からのダメージカードに対してはめっぽう強いです。
というのも、沢山のシールドアクションカードを採用しているため、常に1枚は手札にあることが多く、それを使った後でもまたシールドカードを引いてくることもよくあります。
攻撃力が低いユニットが多いため、一方的に殴り合いで負けるケースは多いですが、そこで焦ってこちらからアクションカードを打つのではなく、必ず相手のアクションカードに対してカウンターを決めるようにすれば相手の心も折れるはずです。
相手のアクションカードで注意すべきは「解放への一太刀」で、たった2コストで9点ものダメージが飛んできますので、アクティブレスポンスで油断していると、1ユニットが持っていかれちゃいます。
ちなみに「解放への一太刀」をシールドできっちり守ってもHP9回復はきちんと貰えます。
他にもレベルアップを多く行った終盤に撃ってくる「百戦錬磨」も要注意です。
ですので、アクティブレスポンス中に相手のMPが残り2となっていても、何かしら大きなダメージが飛んでくると予想して、こちらもシールド1と1MPは残すようにしながらアクションカードを打つ必要があります。
ある程度強いプレイヤーであれば、こちらのEXポケットに入っている「シールド」があることはきちんと把握しているはずですので、その1枚頼りでこちらからアクションカードを出すのは危険です。
手札内に「三角跳び」や「ブロッキング」が存在するのであれば、あえてEXポケットの「シールド」から使って読みを外させたり、「ブロッキング」は温存して「三角跳び」から使うことで、相手にこのデッキ内に大量のシールドがあることを悟られないようにします。
逆に手札に「ブロッキング」しかない場合でも、慎重なプレイヤー相手であれば他のシールドを警戒して、アクションカードで返すのを控えてくれるかも知れません(笑)。
他のデッキとの相性
やはりテンプテーションモリガンに対しては不利です。
ある程度のプレイヤーは、きちんと攻撃力が低いこちらのユニットの対面に「いぶき」を出して、隠密を付与されて終わります。
こちらのユニットを手札に戻すカードも多く持っていますし、いくらシールドを張っても無視されちゃうんで相性が悪いんですよね。
他にもウェスカーのような除去カードを多く持っている黒相手にはシールドは効果的ではありません。
ただし3体並べてしまえばある程度戦えますし、紫デッキよりも不利とは感じないです。
緑デッキに対してはどれも五分五分なような気がします。
緑相手で注意すべきは、「封印」です。
どれだけシールドをもりもり付与させようが、「封印」1つで全て剥がされてしまうので、1体に連続でシールドを付与させずに出来るだけ全体に散りばめて、シールドが剥がれたらその都度付与するようにします。
それ以外だと、探索ジル相手には微有利かな?といった感じです。
恐らく序盤に出してくるであろう「ヘルバット」の「衝撃」をことごとくブロック可能なので、そこから相手を崩してこちらのユニットを3体並べてしまえば、シールド付与の数なら負けません。
大量の空戦ユニットを並べてくるような相手以外であれば、盤面を固めてさえいればヒーローまでダメージが通ることはありません。
TDAから新たに追加された空戦ユニットである赤の2/1「ヘルバット」、紫の4/2「ピロバット」は確かに強力ですが、こちらの「レイヤー」によるプレイ時ダメージの3点で落とせることを覚えておくと便利です。
まとめ
- シールドカードを豊富に取り入れた守備デッキ
- 初手は「ジュラトドス」を優先してキープ
- 序盤はMPブーストで稼ぐ
- 何がなんでも3体ユニットを並べる
- 全滅させられたらMPを溜めてから一気に出し直す
- 「他勢に無勢」や「守備隊形」は「気功掌」後に
- 相手のダメージアクションカードの返しは得意
- 呼応紫デッキ以外ならそこそこ頑張れる
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